「アウシュヴィッツへの道」
拙稿(論文リストより)
41 | アウシュヴィッツへの道―「過去の克服」の世界的到達点の見地から―(4) | 単 | 準備中 | ポーランド占領初期のユダヤ人ゲットー化政策―ハイドリヒの指令― (5) 40年春のヒムラーの秘密覚書 (6) 総督府ランクの希望とマダガスカル計画―電撃戦勝利の段階― |
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40 | アウシュヴィッツへの道―「過去の克服」の世界的到達点の見地から―(3) | 単 | 2007年8月24日原稿完成(刊行は、2009年6月17日, 形式上は2008年3月) | 『横浜市立大学論叢』 第59巻、人文科学系列、1.2合併号、木下芳子教授退職記念号、pp.201-218 | 2.ポーランド侵略開始・民族強化政策と「ユダヤ人問題」 (1) ポーランド侵攻の正当化と開戦の陰謀―暗号名「ヒムラー」作戦― (2) 併合地域・東方のドイツ民族強化・ゲルマン化―大帝国の中核構築― (3) 戦時下におけるゲルマン化政策の修正―「民族リスト」政策― |
38 | アウシュヴィッツへの道―「過去の克服」の世界的到達点の見地から―(2) | 単 | 2006年10月5日投稿 -2007年3月刊行予定→2007年9月11日初校終了→2008年3月刊行 | 『横浜市立大学論叢』第58巻、社会科学系列、1・2・3合併号(柴田悟一教授退官記念号) | pp.223-257 日本(帝国指導者・軍部・官僚等の国家組織、その大衆的支持勢力がさまざまの反対派を押さえ込みつつ)が、ヒトラーと組んで世界戦争への道・侵略戦争への道を歩んだこと、その厳然たる事実関係も、当然に、いまいちどヒトラーとの関連で確認することになる。 帝国主義の論理とは、強国(列強)がそれぞれに、弱小民族・国家の領土・財産を奪い支配するという論理であった。それは、第一次大戦の悲劇を経ても世界的には克服されず、第二次世界大戦まで支配した列強の論理であった。 帝国主義に反対する民族独立の戦いは、正当な権利であり、「戦争はお互い様」ではない。強盗が侵入し、これと戦う人は、「戦い」という点で「どちらもどちら」、「お互い様」、「喧嘩両成敗」なのではない。 二つの世界大戦の悲劇を通じてやっと確立された民主主義の国際的原理をあいまいにし、正義と不正義の関係を混乱させる排外的ナショナリズムを批判するための一素材。 「過去の克服」を達成した世界の水準に遅れる諸潮流を俎上に載せるための素材。 第一章 1、(つづき) (4) 領土拡大政策の第一段階とフリッチ危機−「帝国水晶の夜」と1939年1月30日国会演説− (5) ポーランド侵攻の構想ー領土拡大の第二段階へ− |
37 | アウシュヴィッツへの道―「過去の克服」の世界的到達点の見地から―(1) | 単 | 2006年10月4日投稿-2007年3月1日刊行 | 『横浜市立大学論叢』 第58巻、人文科学系列、1.2合併号 | pp.55-95 ニュルンベルク裁判の証拠資料を読み直す。 裁判(そこでの証拠資料)が明らかにした基本的事実関係を、今日の世界の基本的原理的到達点(列強の帝国主義戦争・覇権競争の時代の克服、脱植民地主義、脱帝国主義、脱覇権主義など)から再確認する。 すなわち、ニュルンベルク裁判の歴史的意義を再認識する作業を、「アウシュヴィッツへの道」を解明するという問題意識に絞って行う。 目 次 はじめに 第一章 ヒトラー・ナチス指導者の世界観・思想構造・戦略 1.ドイツ民族の「生存圏」拡大戦略 (1) ヒトラーの『わが闘争』と『続・わが闘争』 (2) 民族共同体の構築=ヒトラー独裁体制確立と再軍備・四カ年計画 (3) ホスバッハ・メモに見る具体的な戦争計画 |